1日目 ー つらいスタート:台北から基隆

On April 7, 2012 by admin

人々は言う、先憂後楽。デザートは最後に食べるように、自転車の旅も辛い事から始めなければなりませんでした。。。

今日は本当に辛い1日でした。本当に予想外で、自転車旅行も人生と同様、何かの障害が現れたら、どのように解決するかで、あなた自身(ないしは自転車旅行を)を形作るのだと、思いました。出発に当たって、用意された自転車は慣れてない借り物で、普通はこういった長距離ライドにはおススメではありません。借りた自転車はジャイアントのGreat Journey1で、本当に戦車みたいな重くて曲がらない自転車でした。普通は、軽くて、ちゃんと整備された物を貸してくれるはずなのですが、今回はガッカリしてしまいました。自転車の車重と荷物で25キロから30キロほどになってしまいました。それに、この自転車はかなりのアップライトポジションで、風の影響もすごく受けてしまいます。また、もう一つはシートが最悪でした。ワイドタイプのママチャリのようなシートで、スーパーなどに行くのであれば最高かもしれませんが、六時間も乗っていれば、お尻はヒリヒリし、床ずれのようになってしまいますよ!

出発したのは午前10時20分でした。少し予想より遅いスタートでした。今日のルートは台北のひどい交通をサバイバルするスタートの後、川を越え、台北の北から、台湾本島北部の海岸線にそって基隆の南に位置する、予約したホテルまでというコースです。

初日は単純に基隆のホテルにいき、荷物をホテルに置いて、食事にでも行くつもりでしたが、、、、残念ながら、その通りにはなりませんでした。

台北を抜け出すのは、本当に危険で、交通ルールに慣れるのと、スクーターの割り込みがひどく大変でした。最初、空は晴れていましたが、6キロほど進んだ所から、雨具を出さねばなりませんでした。雨は徐々に強くなります。やがて、淡水川沿いを走る自転車道が出てきました。この光景は札幌の豊平川の土手や、旭川の光景を私に思い出させてくれました。台北は自転車都市としてなかなか良い仕事をしているようです。

北進していくと、よりいっそう雨は激しくなり、お寺の門前の大きな屋台街がみえたので、我々はスタートから18キロ地点のそこで、少し食事休憩を取る事にしました。この日最大の休憩はわずか20分のここでの休憩でした。少しだけ食事をし、売り物のウナギや亀を見ながら、再びペダルを漕ぎはじめました。その時、妻のレンタル自転車にフロントフェンダーがついていない事に気づきました。借りたときに、当然きちんと整備されている物だと思っていたのですが・・・。淡水のジャイアントのお店に立寄り、フェンダーをつけてくれるか訪ねました。しかし、結局私たちは、お店が付け忘れたフロントフェンダーを自分たちで買わされる羽目になりました。。。また、最初は大丈夫だと思っていましたが、肺にどんどん入ってくるスクーターの排気ガスを少しでも和らげる為に、ついにバンダナを買いました。

 

私たちは、高速2号に入りましたが、そこは、本物の高速2号ではなく(?!)、別の支線かなにかの高速2号だったようでした。決めていたルートを見つけ出すのは、全ての標識が中国語で書かれているため、非常に困難でした。また、高速2号を走っていると、不思議な事にこいでもこいでも、前に進まない経験は未だかつてない体験をしました。間違いなく自転車の車体が重すぎるのですが、向かい風が非常に強かったのも影響しています。速度は、10キロ前後で、まさに歩行者なみです。今日のルートのうち50キロほどしか走っておらず、この辺りで私はすごく不安になってきました。4時間で80キロほどの走破を見込んでいたのですが、今日は5時間半かけてここまでしか来ていません。どうやら、台湾本島北端をいつのまにか通り越していたようですが、正直全く看板などは見えず、ずっと探していました。雨は止みましたが、期待していた、海沿いの景色は全く見えませんでした。

 

65キロ地点にある、金山という街につき、基隆で予約したホテルをあきらめ、ここにとどまる事を提案しました。思っていたより時間がかかりましたし、この旅はレースではありません。私たち二人は自転車ツアーと、旅そのものを楽しみにしていたので、夜の闇の中長距離ライドをする気はありませんでした。多分、今日は疲れで’すでに低血糖状態のようでした。萬里まで来たとき、道路に光が見え、バス停で泊まりました。本当にバスが来るのかどうか、また、自転車を運んでくれるのかどうあ、全くわかりませんでした。私たちはホテルから15キロの地点におり、時速は15キロ以下で進んでいたので、周りは真っ暗でした。数分後、バスが来たので、早速乗り込みました。バスの入り口で、運転手にどこに行くのか聞くべきだったのですが、バスの表示板を見ただけできちんと確認してなかったのです。自転車をのせてくれたので、無事に目的地に行けると思い興奮してしまいました。乗り込んだ後、バスの乗客の少女に「基隆までいきますか?」と訪ねると、「いいえ」と・・・・。何と台北行きのバスだったのです!!!これは最悪の知らせでした。

 

パニックになってしまい、その後のいくつかの停留所に止まる間、バスの運転手の側でなんとか降りたい、戻りたいというジェスチャーをしました。若い男性が助けてくれ、私の言う事を翻訳してくれ、また運転手さんも良い方で、私たちがいくら料金を払おうとしても受け取ろうとしませんでした。彼は私たちの疲労困憊ぶりが見えていたようです。彼は基隆から7キロの地点でおろしてくれました。ここからは夜の帳の中を大都市基隆まで漕がねばなりません。交通は徐々に狂ったように危なくなってきますし、スクーターに無茶な追い越しをかけられるたびに私のストレスはたまっていきます。早くゴールにつく事だけを切望しながら自転車を漕いでいました。最後の15分は地獄でした。台湾で自転車は道路上で全く敬意を払われません。午後7時15分にホテルにつき、9時間ちょうどの行程を終えました。今日宿泊する華都ホテルは、有名な基隆の余市のすぐそばでした。

 

私たちは二人とも精神的・肉体的に疲労困憊で、シャワーをさっと浴びて、屋台で夕食を済ませました。

誰もつらいスタートは望みませんせんが、ポジティブにとらえれば、明日はもっといい日になるということでしょう!

 

今日の旅程:

走行距離82キロ

走行時間5.5時間

台北から基隆を台湾本島北海岸線で

 

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